2016年11月5日土曜日

Chromeで音を出して聞いてみよう!

ご無沙汰しております。
最近、Ubuntu StuidioのPCオーディオ版にUbuntu版Chrome「Chromium」をインストールしてインターネットラジオを聞いています。今日は、その手順をご紹介します。

まず、メニュー⇒「システム」⇒「ソフトウエア」をクリック。

「Chromium」で検索し、「Chromium ウェブ・ブラウザー」をインストール。

ソフトをインストールする際は、認証のパスワードを求められます。

これで、インターネットラジオとYouTubeは視聴することができますが、ヤフーのニュース映像等を見たい場合は、右上の縦3点⇒設定をクリック。

続いて「拡張機能」⇒「Chromeウェブストアを閲覧」をクリック。

「user agent switcher」で検索し、「User-Agent Switcher for Chrome」をCHROMEに追加。

すると右上に仮面のマークが出現するので、そこをクリックしてiOS⇒iPadあたりの設定にすれば、ニュース映像も再生されるようになります。


このUser Agent Switcherは、Chromeが他のブラウザーに仮装するような役目をしてくれるので、映像以外でも例えばIEでないと閲覧できないサイトを見るときにも使えて結構便利です。

みなさんは、FirefoxとChromiumのどちらの音が好きですか?

2016年7月31日日曜日

Ubuntu Studio PCオーディオ版 14.04から16.04へのアップグレード

Ubuntu Studio14.04のPCオーディオ版を16.04にアップグレードしてみましたが、とりあえず問題なくアップグレードできるようです。

以下、その手順をご紹介させて頂きます。なお、これはこのブログで紹介している「PCオーディオ版」のアップグレード手順で、一般のUbuntu Studioのアップグレードとは対応が異なりますので、注意してください。

まず、こんな画面になるので、「アップグレード」をクリック

パスワードを入力しましょう

再び「アップグレード」をクリック

「アップグレード開始」をクリック

Jackdについての質問は、ボックスにチェック

ttf-mscorefontsについての質問は、ボックスにチェック

/etc/pulse/client.confについての質問は、「そのまま」をクリック
※ここで置き換えてしまうと、音質が悪化するので注意してください。

パッケージを削除するかしないかの質問は、「そのまま」をクリック
※削除してしまうと、PCオーディオとして使用することができなくなってしまいますので、注意してください。

第7回すみだストリートジャズフェスティバルの準備で最近時間が取れず、手順のご案内が遅れ申し訳ありません。尚、今年もすみだジャズの押上天祖神社ステージで、演奏の合間にPCオーディオ版のデモを行います。お楽しみに!

2016年5月30日月曜日

Ubuntu Studio 16.04を使ってみた感想(続編)

16.04を使ってみて驚いたのは、Thunderbird(メーラー)とLibreOffice(ワード・エクセル)がデフォルトでインストールされることです。14.04ではこれらを自分でインストールする必要がありました。

もともとUbuntu Studioは、音楽・映像編集用のOSなのですが、16.04にこのような事務用パソコンとしてのソフトが装備されているのは、ちょっと不思議です。

もちろん、16.04のPCオーディオ版にも、 これらのソフトがデフォルトでインストールされています。音楽を聴きながら、メールのやりとりや、ちょっとした仕事もできるというわけです。

Ubuntu Studio 16.04のPCオーディオ版はこちらにあります。

2016年5月4日水曜日

Ubuntu Studio 16.04を使ってみた感想

Ubuntu Studio 16.04がリリースされたのが4月21日。早速14.04をアップグレードしようと思ったのですが、アップグレードは3ヶ月先のポイントリリースまで待てとのこと。どうせゴールデンウイークはヒマだし、3ヶ月も待てないし、とりあえずデモ機の14.04を16.04に置き換えることにしました。既存の音楽データを失わずにアップグレードができることが判明したので、PCオーディオ版の開発を行うメイン機も14.04から16.04にアップグレード。4月30日にUbuntu 日本語 Remixが公開されたこともあり、16.04のPCオーディオ版をゴールデンウイーク中に公開することができました。

とはいえ、14.04と16.04は勝手が違い、例えば、14.04では標準だったプレーヤーAudaciousが16.04のDVDイメージには含まれず、デフォルトは動画プレーヤーのParoleになっていました。一方、12.04のDVDイメージに含まれていたAqualungは、もはやUbuntu16.04のレポジトリからはインストールできなくなっていて、隔世の感があります。

また、CD、DVDの作成ソフトはBraseroからXfburnに変更。メイン機でXfburnでDVDイメージを焼こうとするとエラーが出てしまったのも悩ましいところでした。

音量調節もxfce4-mixerが使えなくなっていて、QasMixerがどうやら16.04の標準のようです。

細かいところではデスクトップのメニューがWhisker Menuに変更されていました。

Xubuntu-restricted-extrasに含まれるttf-mscorefonts-installerをシェルスクリプトで自動インストールすることができないことが判明し、悩んだ挙句、ttf-mscorefonts-installerをPCオーディオ版のインストール対象から除外することにしました。

とはいえ、 16.04はリリース直後にもかかわらず目立ったバグも検出されず、開発者の方々に感謝する次第であります。

Ubuntu Studio 16.04のPCオーディオ版はこちらです。

Ubuntu Studio 16.04のPCオーディオ版(Ubuntu Audio-ja 16.04)はこちらに保管しています。

※Ubuntu Studio 20.04のPCオーディオ版(64bit)をこちらで公開しています。

20.04のPCオーディオ版の公開に伴い、64bit版は閉鎖しました。

また、Ubuntu16.04の無料サポートが終了したので、32bit版も閉鎖しました。
32bit版をご希望の場合は、コメント欄に一言ください。

Ubuntu Studio 14.04のPCオーディオ版をお使いの方は、こちらの手順に従いアップグレードしてください。

Ubuntu Audio-ja 16.04の初期設定スクリプトと設定ファイル

Ubuntu Studioをインストールした後に初期設定を行うスクリプトは以下の通りです。とりわけサブルーチンは14.04に比べ大幅に簡略化しました。


初期設定スクリプト(autoconf.sh)

#!/bin/bash

#グループaudioへユーザーを追加
cd ~
gksudo "gpasswd -a `echo $USER` audio"

#アプリケーションのインストールと削除
echo システム設定を変更しています。
cd ~/autoconfig/
gksudo -k sh ./script1.sh

#QjackCtlの自動設定
cd ~/.config
mkdir rncbc.org/
#mkdir autostart/
cd ~/autoconfig/config/jack/
cp `ls | grep QjackCtl` ~/.config/rncbc.org/QjackCtl.conf
#cp 'Jack Audio Connection Kit.desktop' ~/.config/autostart/
cp `ls -a | grep jackdrc`  ~/.jackdrc

#Audaciousの設定
cd ~/autoconfig/config/audacious/
sed -e "s/aaaaa/`echo $USER`/g" config > config.back
mv -f config.back config
cd ~/autoconfig/config/
cp -r audacious/ ~/.config/
cd ~/autoconfig/config/audacious/
sed -e "s/`echo $USER`/aaaaa/g" config > config.back
mv -f config.back config

#Asunder CD Ripperの設定
cd ~
sed -e "s/aaaaa/`echo $USER`/g" ~/autoconfig/config/.asunder > .asunder.back
mv -f .asunder.back .asunder

#Firefoxプロファイルフォルダの生成
firefox -CreateProfile default

#初期設定ランチャの移動
mv ~/デスクトップ/初期設定.desktop ~/autoconfig/

#ランチャのコピー
cd ~/autoconfig/desktop/
cp *.* ~/デスクトップ

#デスクトップ設定のコピー
cd ~/autoconfig/config/xfce4/
cp * ~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/

zenity --info --no-wrap --title "初期設定が完了しました!" --text "画面左上をクリックして再起動してください。"

 

サブルーチン(script1.sh)

#!/bin/bash

#権限と入出力デバイスの設定
cd ~/autoconfig/config/jack/
#/etc/security/limits.d/audio.confを以下のように変更
# @audio   -  rtprio     99
# @audio   -  memlock    unlimited
# @audio   -  nice      -19
cp -f audio.conf /etc/security/limits.d/audio.conf

#USB-DACをデフォルトのデバイスに設定
cp -f sound.conf /etc/modprobe.d/sound.conf

#pulseaudioの停止
cd /etc/pulse/
sed -e "s/`grep autospawn client.conf`/autospawn = no/g" client.conf | sed -e "s/; daemon-binary = \/usr\/bin\/pulseaudio/daemon-binary = \/usr\/true/g" > client.back
mv -f client.back client.conf

#pavucontrolの削除
cd ~
apt-get -y remove pavucontrol

#Canonicalレポジトリの追加
sed -e "s/# deb http:\/\/archive.canonical.com\/ubuntu/deb http:\/\/archive.canonical.com\/ubuntu/g" /etc/apt/sources.list | sed -e "s/trusty/zenial/g" > sources.list
mv -f sources.list /etc/apt/sources.list
apt-get -y update

#FLASHをJACK経由にする
cd ~
apt-get -y install qjackctl libjack-jackd2-dev libasound2-dev libsamplerate0-dev libssl-dev git-core autoconf automake libtool libv4l-dev libv4l-0 | zenity --progress --auto-close --title "初期設定中" --text "Flash Playerの準備中..."
git clone git://repo.or.cz/libflashsupport-jack.git
cd libflashsupport-jack
sh bootstrap.sh
sed -e "s/#include <linux\/videodev.h>/#include <libv4l1-videodev.h>/g" flashsupport.c > flashsupport.back
mv -f flashsupport.back flashsupport.c
make
make install

#adobe-flashpluginの導入
apt-get -y install adobe-flashplugin

#XubuntuStudioのテーマ取得
cd ~
wget -O - https://dl.opendesktop.org/api/files/download/id/1460767029/65776-XubuntuStudio.tar.gz | ( cd /usr/share/themes/ ; tar xvz )

#アイコンのコピー
cd ~/autoconfig/icons/
cp *.* /usr/share/icons/

 

その他設定ファイル

設定ファイルを含むフォルダーはこちらに保管しています。

Ubuntu Audio-ja 16.04の作成手順

Ubuntu Studio 16.04がリリースされたので、ゴールデンウィークを利用して、PCオーディオ版を作成してみました。毎度のことながら、14.04と16.04では少々勝手が異なり戸惑いましたが、思いの外スムースにDVDイメージを作成することができました。主な手順は以下の通りです。

1.Ubuntu Defaults Builderの導入など

  • パソコンをUbuntu Studio 16.04の環境にしてからの作業になります。
  • Ubuntu Defaults Builderをソフトウエアセンターでインストールした後、作業用ディレクトリを設けます。
  • /usr/bin/ubuntu-defaults-imageを作業用ディレクトリにコピーし、geditでubuntu-defaults- imageの「FLAVOR=ubuntu」を「FLAVOR=ubuntustudio-dvd」に変更。(これでUbuntu StudioベースのカスタマイズDVDを作成することができます)
  • /usr/share/livecd-rootfs/live-build/auto/configの359行目を以下のように変更します。(要は、オーディオに関係ないパッケージを削除することにより、DVDイメージの容量を小さくします)
    「add_task install minimal standard ubuntustudio-desktop ubuntustudio-audio」
  • micro-httpdをソフトウェアセンターでインストールします。
  • あらかじめ作成しておいたシェルスクリプト、設定諸ファイル、デスクトップに貼るシェルスクリプトへのリンクを/var/wwwにコピーしておきます。

 

2.Ubuntu Defaults Template作成準備

  • 作業用ディレクトリでubuntu-defaults-templateを実行し、テンプレートを準備します。

3.テンプレートの作成(日本語 Remixのテンプレートを参考に修正)

  • DebianディレクトリのcontrolファイルのMaintainerを自分の名前、メールアドレスに変更します。
  • テンプレートの/hooks/chrootに追加した記述は以下のとおりです。
    wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
    wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
    wget -q https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/xenial.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
    if [ -f /etc/apt/sources.list.d/zz-sources.list ]
    then
      sed -i -e 's/http:\/\/archive\.ubuntu\.com/http:\/\/jp\.archive\.ubuntu\.com/' /etc/apt/sources.list.d/zz-sources.list
    fi
    apt-get update
    apt-get upgrade --yes
    apt-get clean
    #ローカルファイルのコピー
    mkdir -p /etc/skel/
    wget -O - http://localhost/autoconfig.tar.gz | ( cd /etc/skel ; tar xvz )
    mkdir /etc/skel/デスクトップ/
    wget http://localhost/初期設定.desktop -O /etc/skel/デスクトップ/初期設定.desktop
    chmod -R 755 /etc/skel/
  • テンプレートのdepends.txtに以下を追加します。
    language-pack-ja
    language-pack-gnome-ja
    libreoffice-l10n-ja
    libreoffice-help-ja
    firefox-locale-ja
    thunderbird-locale-ja
    fonts-noto-cjk
    fonts-takao-pgothic
    fonts-takao-gothic
    fonts-takao-mincho
    poppler-data
    cmap-adobe-japan1
    fcitx
    fcitx-mozc
    fcitx-libs-qt5
    fcitx-frontend-all
    fcitx-frontend-gtk2
    fcitx-frontend-gtk3
    fcitx-frontend-qt4
    fcitx-ui-classic
    fcitx-config-gtk
    mozc-utils-gui
    #Addition for Ubuntu-Audio-ja 16.04
    asunder
    audacious
    easytag
    rhythmbox
    soundconverter
    xubuntu-restricted-addons
    libavcodec-extra
    unrar
    synaptic
    chromium-browser
  • テンプレートの/webbrowser/bookmarks-toolbar.txtに以下のURLを追加。
    https://www.google.co.jp/ Google
    http://radiko.jp/ radiko.jp
    http://www3.nhk.or.jp/netradio/ らじる★らじる
    http://www.shoutcast.com/ SHOUTcast
    http://tunein.com/radio/Music-g1/ tunein
  • テンプレートの/i18nフォルダー内の以下のファイルをそれぞれ編集。
    language.txt 最終行に「ja」を追加
    langpacks.txt 最終行に「ja complete」を追加
    keyboard.txt 最終行に「jp」追加

2016年4月10日日曜日

ワイヤレスゲートWi-Fi FonプレミアムWi-Fi

実家で隣人の「FON_FREE_INTERNET」のWi-Fiが利用できそうなので、試しにワイヤレスゲートの「FonプレミアムWi-Fi」(月額580円、税込)に申し込んで使ってみました。(どうやらSoftbankのユーザーは、特に契約しなくてもFON_FREE_INTERNETのWi-Fiを利用できるようです)

Fonは思いの外通信速度が速く、時間帯によっては上り下りとも20Mbpsを超えることがあり、実家で快適なブロードバンド環境を構築することができました。

格安SIMのユーザーは、キャリアのWi-Fiが使えないことが多いので、こういったWi-Fiプランは結構重宝するかも知れません。ちなみにFonが使えない公衆Wi-Fiのみのプランは月額390円(税込)だそうです。

節約にチャレンジしようと思って、ついでに「楽天でんわ」も申し込んでみました。
UQMobile+FonプレミアムWi-Fi+楽天でんわで、月額3000円以内を目指します!